港湾技研報告

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鋼管杭式桟橋の地震応答解析結果に基づく設計水平震度の考察

港湾技研報告 VOL.037 NO.02 1998.06

執筆者横田弘,竹鼻直人,南兼一郎,高橋邦夫,川端規之
所属構造部 構造強度研究室

要旨

 桟橋の耐震設計は,港湾の施設の技術上の基準に基づき,
震度法によって行われている.その際の設計震度の設定は,
重力式構造物での設定方法に準じて行われている.しかし,
桟橋と重力式構造物では地震時の動的応答がまったく異なる
構造様式であり,合理的な耐震設計を行うためには,桟橋の
構造特性を十分に考慮した設計法の体系化が必要である.
 このようなことから,地震応答解析により桟橋の地震時動
的挙動を考察するとともに,桟橋の地震時加速度応答スペク
トルを基本とした設計震度の設定方法についてとりまとめた
.また,桟橋直下の斜面部傾斜角や形状の違いによる影響や
,地震動により被害を受けなかった桟橋の解析を行い,震度
法による耐震設計での安全性についても考察した.


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