港湾技研報告

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水中レーザー視認装置による画像化実験

港湾技研報告 VOL.037 NO.02 1998.06

執筆者秋園純一,佐藤栄治,田中敏成,高橋義明,朝妻春和,小林健,斎藤利貴
所属機械技術部 ロボティクス研究室

要旨

 港湾工事は一般に濁りのある水中で行われるため、水中観
察に関しては、主として肉眼、水中写真、あるいは、水中テ
レビカメラに頼っているために、近距離しか見えないという
問題がある。濁水中での視認性を改善する方法には種々の方
式があるが、最近の電子技術の発達によって、レーザーの水
中視認への利用の実用性が高まってきた。そこで、水中レー
ザー視認システムの研究を開始し、設計・製作した水中レー
ザー視認実験装置を用いて濁水中における画像化実験を行っ
た。
 各種の水槽実験により、最適照射出力、レーザーパルス繰
返し数依存性、反射材の効果が明らかになり、従来型水中テ
レビカメラとの差異が明らかとなった。


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