港湾技研報告

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歩行式水中調査ロボットの開発 

港湾技研報告 VOL.037 NO.02 1998.06

執筆者田中敏成,秋園純一,高橋英俊,佐藤栄治,鈴木健治,米田完,金山裕,RobertBMcGhee,竹内倶佳
所属機械技術部 主任研究官

要旨

 海洋土木工事の作業現場のほとんどは海中であるため,そ
こは視認性と作業状況の把握の困難さ,波浪と潮流,腐食や
圧力など様々な悪条件が重なって,自動化・ロボット化の難
しい分野であることは否めない.
 結果として,その劣悪な環境下における労力の主は未だ潜
水士であり,作業者の労苦からの解放,作業現場の大水深化
及び将来の人手不足への対応という観点からも,自動化・ロ
ボット化が望まれる.
 本研究では,連続かつ全方向的な胴体運動を実現する新た
な歩容を導出し,動的に接地脚数及び脚先の予測着地点を決
定する歩行アルゴリズムを提案することで,歩行速度,安定
性,対地適応性を含めた歩行性能全体の向上を図った.


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