港湾技研報告

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サクション基礎沈設時の必要排水量に関する考察

港湾技研報告 VOL.037 NO.04 1998.12

執筆者善功企,山崎浩之,森川嘉之,小池二三勝
所属土質部 動土質研究室

要旨

 本研究の目的は,強制排水によるサクション基礎沈設時に
,所要のサクションを負荷するために必要な排水流量の算定
手法を明らかにすることにある.円筒座標系を用いて沈設時
における三次元浸透流に関する数値解析を実施し,基礎内外
の間隙水圧分布について,理論値と実測値を比較するととも
に,数値解析法および図解法により求められる排水流量を比
較して解析手法の妥当性を検証した.岸壁の基礎への適用を
想定した解析モデルに本解析を適用して,所要のサクション
が与えられれば合理的に排水流量が算定できることを示した
.また,基礎周囲の海底地盤表層に浸透抑制工(有限長の不
透水膜)を設けた場合の排水流量の抑制効果を調べた.


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