港湾技研報告

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RC港湾構造物の塩害に係わる環境要因の定量的評価に関する研究

港湾技研報告 VOL.038 NO.02 1999.06

執筆者?田秀則
所属構造部 材料研究室

要旨

 我が国において、鉄筋コンクリート港湾構造物、特に桟橋
上部工の塩害による劣化が顕在化している。このため、塩害
を受けている既存構造物の補修設計法、および塩害を受ける
ことが想定される環境に今後建設される新設構造物の耐久設
計法の確立が望まれている。これらの設計法を確立するため
には、構造物が置かれている環境条件を定量的に評価するこ
とが必要不可欠であるものの、このテーマに関する研究はこ
れまでにあまりなされていない。このような状況に鑑み、本
研究においては、RC港湾構造物の塩害に係わる環境要因を
定量的に評価することを目的としている。本研究は、鉄筋を
埋設した比較的小型のモルタル供試体の全国規模の暴露試験
およびその解析に基づく環境要因の定量的評価、ならびにそ
の結果の耐久設計への応用法について検討したものである。


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