港湾技研報告

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都市臨海部地震被害予測のための街路閉塞現象のモデル化の試み

港湾技研報告 VOL.039 NO.03 2000.09

執筆者赤倉康寛,高橋宏直,中本隆
所属計画設計基準部 システム研究室

要旨

 本論文は,大規模地震による街路閉塞現象の発生を予測す
るモデルを構築することを目的としたものである.本論文で
は,街路閉塞の発生を旧気象庁震度階を基にした地震動強さ
と街路幅員によりモデル化し,これによる予測結果を既往の
研究における兵庫県南部地震での実測状況と比較・検討を行
った.さらに,本論文のモデルを用いて東日本のある大都市
が大規模な地震や直下型の地震を受けた場合の被害予測を行
い,考察を行った.さらに,街路閉塞予測モデルから,瓦礫
幅の確率分布モデルを導いた.なお,本論文による街路閉塞
予測は,システム研究室で開発中の都市臨海部の地震被害予
測を総合的に行う総合地震防災システムの中の被害予測項目
の一つである.


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