港湾技研報告

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GPSとレーザーレベルを組み合わせた測量システムの開発

港湾技研報告 VOL.039 NO.03 2000.09

執筆者白井一洋,吉江宗生,横井博志,剣持知弘
所属機械技術部 計測施工研究室

要旨

 従来,沈下観測のための水準測量はトランシットやレベル
等を使用して行われているが,人力に頼るところが多く省力
化,効率化に課題がある.特に供用中の空港においては,測
量できる時間帯が制約されており,迅速に測量できる効率的
な測量システムの開発が望まれている.
 本研究では,GPSと従来の測量機器の組み合わせ,双方
の特徴を活かし,短所を補う最適なシステムとして,RTK
−GPSとレーザーレベルによる測量システムを開発した.
 本システムは3方式の測量システム(計測車方式・台車方
式・人力方式)があり現場条件により適切な方式を選択でき
るようになっている.
・測量データ取得から各種補正演算,測量結果出力までの一
連のデータ処理をパソコンで自動に行う省力化・自動化に優
れた,連続測量が可能な測量システムである.
・水準測量精度は,3級水準測量相当である.
・水平方向の測位精度は、RTK−GPSの測位精度である
。


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