港湾技研報告

一覧へ戻る

1998年パプアニュ−ギニア津波の特性(欧文)

港湾技研報告 VOL.039 NO.04 2000.12

執筆者平石哲也
所属水工部 波浪研究室

要旨

 1998年7月18日にパプアニュ−ギニア北岸で生じた
津波は,地震マグニチュ−ドが7.1と比較的小さかったにも
かかわらず,沿岸で15m以上の津波高となり2000名以上
の人名を奪う被災を生じた.現地でのヒアリング等の調査か
ら,地震に励起された海底地滑りによる津波である可能性が
大きくなったので,5km四方の海底地盤が20m陥没した海底
地滑りを仮定して,津波の数値計算が実施された.計算結果
は,現地調査で得られた津波の痕跡高の分布と一致し,海底
地滑りによる津波計算モデルの適用性が検証された.


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.