港湾技研資料

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ディジタル波高計の試作について

港湾技研資料 NO.0032 1967.04

執筆者原中祐人,鑓水幸雄
所属水工部

要旨

 水理現象の波高測定は一般には電気抵抗式によるアナログ
方式が用いられている。この方式は電気的ならびに種々の条
件により計測が煩雑である。このようなことから水位の変化
を直接ディジタルに表示する波高計の試作を、昭和40年4
月から42年1月にかけて実施し実用化したものである。 
 この原理は、一定の間隔に縦に配列した検出棒が水に入っ
た時のみ、トランジスタ・スイッチング方式によりパルスを
発生させるようになっている。そして任意の波回数に設定し
た間の波高を、数字表示菅方式カウンタで積算させるもので
ある。またこの逆の方法も可能である。よって統計的な平均
処理器として平均波高計と称している。以下これについて原
理、構成および性能について述べることにする。     


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