港湾技研資料

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作業船調査報告(その7)−大槌号実船試験報告−

港湾技研資料 NO.0037 1967.08

執筆者松田任,守口照明,木原純孝,藤井喜一郎,奥出律
所属機材部

要旨

 重錘式砕石船の性能および大型砕岩船の設計資料を得るた
めに、瀬戸内海航路の黒鼻の磯で実施した、破砕船大槌号の
現地試験の結果について解析を試みた。         
 大槌号は、船首部に巾6mの水中ドーザを有する新型式の
作業船で、重錘の重量30ton、船の長さ33.68m、
巾3.0m、深さ3.0m、きっ水は2.1mである。  
 調査の結果よりみて重錘の落下による岩盤への貫入量は、
落下高さ、落下回数および岩盤の破砕係数tanβ葦(累計
貫入量の増加のこう配)、d’n=1(重錘の落下回数が1
目のときの見かけの貫入量)の関数として求められるので、
破砕係数の測定方法についての提案を行った。また、破砕係
数と作業能率、砕岩装置の設計上の問題点等についても考察
し、2、3の提案を試みた。              


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