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波浪統計に関する二、三の考察
港湾技研資料 NO.0039 1967.12
執筆者 | 合田良実 |
所属 | 水工部 波浪研究室 |
要旨 | 観測成果の整理法を中心に種々の統計的考察を述べたもの で、各種の整理法を説明し、それぞれの問題点を指摘し、最 後に標準的な整理法の試案を提示した。その要点は、波浪記 録は1〜2時間ごとに取得するけれども、記録の読み取りは 日最大波浪の発生時および6時間ごとの読取定時についての み行うことで、定時読取値は月別平均値、超過波高出現率、 波高別継続時間などの諸元の算出に使用する。設計波高の選 定資料などに用いられるN年確率波の諸元は、定時読取値で はなく、ある波高以上の大時化の際の最大有義数波などを拾 い上げて作成した「極値時系列」にもとづいて推定すること を推奨し、その実際的手順について解説した。また欠測の際 は目視観測によって補足しておくことが望ましく、これによ ってN年確率波推定のための統計期間を長くとれることを指 摘した。 |
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