港湾技研資料

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グラブ浚渫船月山丸のグラブバケットの試験報告

港湾技研資料 NO.0044 1968.03

執筆者高砂忠,麻山和正,藤井喜一郎,早乙女保二,岩田尚生
所属機材部 (機械課)

要旨

 グラブ浚渫船月山丸は総屯数976.3ton、泥艙容量
657.4mの自航グラブ浚渫船でフラッシュ容量6m、グ
ラブ自重14tonのハーフタイン型グラブを装備している
。このグラブバケットにより、現在、酒田港内の硬粘土盤区
域を主とした浚渫作業を行っているが、今までにグラブ口金
部分の破損事故が2・3あった。その原因として総作方法の
不手際によるものか、口金部分の強度が不足しているのか、
あるいは材質が不適当ではないか等、種々の推測がなされる
に至った。                      
 そこでこの問題を解決するためにさし当たって現地浚渫作
業状態においてグラブバケットについて下記の試験を実施す
ることになった。                   
 試験の内容は、酒田港内の硬粘土盤区域、砂質土区域、軟
泥層区域においてグラブバケットの落下時衝撃応力を求める
試験とつかみ時の部材応力を求める試験を行なうこととし、
グラブロッド口金および爪に貼り付けたストレンゲージによ
り、それぞれの歪量をオシログラフに記録するようにし、さ
らに落下速度および刃先のつかみ力を求めるために開・・・


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