港湾技研資料

一覧へ戻る

音響測深機に関する研究−4周波音測機による室内及び現地実験について−

港湾技研資料 NO.0045 1968.03

執筆者木原純孝
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 4周波超音波の反射特性の測定を室内および現地試験につ
いて述べている。                   
 現地実験では、軟泥層の多い海域において、泥層の厚さを
調査し、かつ超音波測深機を用いて、海底の固い下層土の起
伏を記録すると同時に軟泥層の深知を行った。      
 この実験では、14KCのアルフェロ送受波器、50KC
のニッケル送受波器、100および200KCのチタン酸バ
リウム磁器送受波器を使用した。電力はパルス波に変換され
た真空管発振器によって発生された。          
 この実験に使用した音響測深器は試作したものである。(
14/50/100/200KC測深範囲0〜25m)  
 1964年、東京港及び横浜港における実験において、軟
泥層における4周波超音波の反射・伝搬を測定した。   
 その結果は次の通りである。             
1)指向性の鋭い14〜50KCのような比較的低い周波数
を用いれば軟泥層の厚さを探知することが出来る。    
2)東京港における実験では、音響測深機による記録水深は
、レッド深度と比較して、未浚渫の場所で約6%浅く・・・


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.