港湾技研資料

一覧へ戻る

プレストレストコンクリート舗装の設計方法に関する調査結果−空港舗装に関する調査研究(第4報)−

港湾技研資料 NO.0051 1968.06

執筆者山家馨,赤塚雄三,川口昌宏
所属構造部

要旨

 空港舗装にプレストレストコンクリートを適用した内外の
施工例およびこれに関連せる実験研究や現場観測の資料を調
査して、空港舗装にプレストレストコンクリートを適用する
場合の構造型式、設計理論、構造細目などの諸問題について
検討し、更に舗装版の座屈現象に関して理論的ならびに実験
的検討を試みた結果を取纒めたものである。       
 PC舗装の型式に関しては、4方式が考えられ、舗装の平
面形状や舗装面の供用目的に応じて適当な型式の選択が可能
な事を指摘した。舗装版の応力解析と版厚設計の理論的構成
に関しては、これがほぼ確立していることを確かめ、応力計
算等に必要な諸係数の評価、応力の組合わせ、導入プレスト
レスの最適値や許容応力度などについて具体的な設計値を提
案した。舗装版の座屈に関しては、理論的解析と模型実験を
行ない、実用的な範囲では舗装版の座屈は生じないことを明
らかにした。更に、構造細目については、特に工夫を要する
目地やアバット部の構造の詳細を実例を挙げて解説し参考に
供した。                       


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.