港湾技研資料

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横力を受ける杭の相似法則に関する考察

港湾技研資料 NO.0065 1969.03

執筆者山下生比古
所属構造部

要旨

 本論文では杭の相似法則の問題点と基準曲線の性質とを扱
っている。結論は次の通りである。           
1)杭の相似の問題が複雑さは、主として杭が地上部と地中
  部とで構成されているためである。         
2)地上部・地中部の変換係数の異同の問題が解明された。
3)基準曲線の変量としては、現在のものの如く荷重を採っ
  て良いほか、地上部長・曲げ剛性・杭巾・地盤常数など
  も選び得る。                   
4)基準曲線の右上での性質のうち、その勾配については論
  理的に定め得る。                 
5)基準曲線の左下での性質に関しては、杭頭での撓み・曲
  げモーメント及び地中部最大曲げモーメントの三つにつ
  きその勾配・ 片共に論理的に定め得る。      


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