港湾技研資料

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清水港における鋼管グイの載荷試験結果について

港湾技研資料 NO.0070 1969.06

執筆者沢口正俊,宮本六男,広田孝夫
所属土質部 基礎工研究室

要旨

 清水港折戸−9m岸壁で、径81.28?、厚さ1.6?
、長さ30.25mの鋼管グイの打込み試験、押込み試験、
引抜き試験が行われた。試験地盤は海底より約35mまで比
較的硬い粘土層で、クイはその粘土層の途中で打ち止まりと
した、いわゆる摩擦グイである。押込み試験、引抜き試験の
結果から設計基準に規定されているように付着力が3.5t
/mで上限とした極限値よりもおおきな値が得られた。しか
し、いわゆる大口径鋼管グイの先端閉塞効果、あるいは引抜
き試験結果における先端部のサクション効果が試験結果の値
にどの程度影響を与えたかについての問題が残されている。


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