港湾技研資料

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揚砂エゼクタの特性について

港湾技研資料 NO.0092 1969.12

執筆者守口照明,藤井喜一郎
所属機材部 (作業船研究室)

要旨

 エゼクタによる揚砂時の流量、圧力特性の解析を行い、模
型エゼクタによる揚砂実験結果と比較した。模型エゼクタの
口径は80.7?、ノズルは2本、ノズルの直径は6,8,
10,12?の4種類である。実験の結果より、つぎの点が
あきらかとなった。                  
(1) 比較的粒径の小さい土砂を垂直管により水力輸送す
   る場合、一般に使用されている輸送速度では、土砂水
   は近似的に土砂の混入により比重の増加した均質流体
   と見なすことができる。             
(2) 揚砂エゼクタの揚程は、流体の比重の増加のみを考
   慮して、ノズル出口とエゼクタの吐出口の間に、運動
   量理論を適用して求められる。          


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