港湾技研資料

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横浜港内におけるはしけの挙動に関する調査

港湾技研資料 NO.0152 1972.12

執筆者金子彰,工藤和男,渡辺松子
所属設計基準部 (システム研究室)

要旨

 横浜港におけるはしけのうち1071隻についてその稼働
状態とはしけによる貨物の輸送の状態についての分析を行っ
た。その結果は以下のとおりである。          
1) はしけにより輸送された貨物は主として雑貨であり貨
  物の48%は輸入、36%は輸出であった。     
2) はしけの平均積トンは221.4トン、平均稼働回数
  は3.7回1日、平均稼働日数は16日/月であった。
  そしてその稼働状況はトン階の小さいものの方が、回数
  、日数、積載率とも良好であった。         
3) OD表により分析するとはしけによる貨物輸送の主た
  る流れは本牧、山下を起終点とするものであった。さら
  に輸入貨物の54%、輸出貨物の85%が、片舷はしけ
  取りによるものであった。             
  このことは即ちはしけはブイバースのために使われてい
  るのが主体でないことがわかった。         


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