港湾技研資料

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監督測量船“くろしお”動揺試験報告

港湾技研資料 NO.0153 1973.03

執筆者麻山和正,渋谷洋一,岩崎峯夫,石塚浩次,東海林秀幸
所属機材部 (作業船研究室)

要旨

 昭和47年2月神戸港において監督測量船の各船速におけ
る横揺角、船体上下方向加速度を測定した。試験船は双胴の
“くろしお”、単胴の“はやて”の2隻である。     
 得られたデータを検討した結果、“はやて”では加速度は
船速とともに増加し、横揺角は減少した。“くろしお”では
加速度はほとんど一定で、横揺角は減少した。船体中では船
首が最大加速度を受けることがわかった。両船のデータを比
較すると、加速度、横揺角ともに“はやて”が“くろしお”
よりも大きい値となっている。測深機送受波器の上下動は主
として横揺によると考えられる。            
 以上のことから、測量船には双胴船が適切であると考えら
れる。                        


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