港湾技研資料

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横浜港内におけるはしけの挙動に関する調査(その2)

港湾技研資料 NO.0161 1973.06

執筆者金子彰,工藤和男
所属設計基準部 (システム研究室)

要旨

 前回の調査にひきつづき、はしけの挙動に関する調査を行
ない以下の結論を得た。                
?)はしけの輸送量についてみると現在予測されうるオペレ
ーションの条件の変化により現在(昭和46年ベース)の8
0%弱まで輸送量が減少する。             
?)はしけの採算がとれる条件は一般にいわれているように
月4〜5回転である。現在の回転数は企業として考えれば採
算点を下廻るが、償却および金利負担なしの場合は収支は償
う程度のもである。                  
?)はしけの港内交通への負荷は決して小さいものではない
が、トラックに転換するとしたときの背後の陸上交通に加わ
る負荷は予想されるように極めて大きいものになる。   
?)はしけの荷役(はしけと陸上間の積卸し)は決して能率
の低いものではない。                 


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