港湾技研資料

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砂浜港湾周辺における海浜変形−航空写真による現状把握と海浜変形形態類型化の試み−

港湾技研資料 NO.0180 1974.03

執筆者田中則男,沢本正樹
所属水工部 (漂砂研究室)

要旨

 本報告は、従来蓄積されてきた港湾周辺における海浜変形
に関する知識を、多数の事例を当たることにより確かめ、整
理し、類型化して、港湾周辺における海浜変形の理解の助け
としようとする試みである。              
 そのため、全国15地域、110の砂浜港湾について海浜
変形が調べられた。対象とした港は、従来、あまり関心の払
われなかった小港湾、漁港が多い。解析には、終戦直後昭和
21年〜23年に占領米軍によって撮影された。4万分の1
空中写真、及び、昭和36年以降国土地理院によって撮影さ
れた2万分の1空中写真、及び、昭和36年以降国土地理院
によって撮影された2万分の1空中写真が用いられた。これ
ら撮影年代の異なる二葉の写真を比較することにより、港周
辺の海浜変形情況が求められている。          
 解析の結果は、10種の型値に分類されている。このうち
比較的確実といえるものは7種類、重要ではあるが、より詳
細な検討を葉するもの3種類である。          


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