港湾技研資料

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海気中および海水中における鋼材に対する塗料の防食効果

港湾技研資料 NO.0197 1974.12

執筆者阿部正美
所属構造部

要旨

 野外における塗料の耐久性を明らかにするために、曝露試
験と浸漬試験を10種類の塗料と3種の下地処理よりなる代
表的塗装について行ない、6.2年間後に次の結果を得た。
 (1)曝露試験では、塩化ビニル系塗料が下地処理に関係
なく最も秀れていたが、塩化ゴム系塗料の一種、油性系塗料
および有機質高濃度亜鉛系塗料が非常に悪かった。一方、エ
ポキシ系塗料は塩化ビニル系塗料についで良好であった。 
 (2)浸漬試験では、塩化ビニル系塗料が曝露試験と同様
に良好であった。これに反して、塩化ゴム系塗料の一種と油
性系塗料は下地処理に関係なく非常に劣った。      


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