港湾技研資料

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原油タンカーバース調査報告

港湾技研資料 NO.0201 1975.03

執筆者堀井修身,上田茂,市川建
所属構造部 海洋構造研究室

要旨

 運輸省ではかねてから大規模CTSの共同利用等に関し調
査研究を進めているが本調査は超大型船を対象とする原油タ
ンカーバースの安全対策に重点を置いて、シーバースの構造
設計、オペレーションコンディションおよび安全設備につい
ての現況調査を行なったものである。          
 調査対象施設は我国で現在稼働中の100,000DWT
以上の船舶を対象とする原油タンカーバースである。   
 その結果、原油タンカーの大型化に伴ない、バース設置水
深が増大し、そのため解決の急がれる研究課題が山積してい
ることが明らかになった。また、より一層の万全を期するた
めにバース水深、航路水深の整備を図ることが望まれる。ま
た、合理的かつ安全な施設利用という観点からCTS構想の
具現化が必要である。さらに現有バースのオペレーションコ
ンディションについても多くの有益な知見を得、おおよその
目安をつけることができた。              


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