港湾技研資料

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ポンプ浚渫船の運転条件が浚渫能力及び濁りに及ぼす影響

港湾技研資料 NO.0228 1975.09

執筆者八木得次,宮崎昭児,岡山義邦,是石昭夫,佐藤義博,斎藤勝,中園嘉治,増田勝人,河野茂,渋谷洋一,菊地和男,菊谷徹
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 ポンプ浚渫船の運転条件が浚渫船力及び濁りに及ぼす影響
を調べた。                      
 合泥率は土厚及びスイング速度の積に比例することが判っ
た。                         
 カッタまわりの濁りは、カッタによる掘削量及びポンプに
よる吸込量とから得られる残土率に関係し、残土率の増加と
ともに急激に増加する。さらに運転条件と残土率の関係を求
め、任意の濁り規制値を満足する運転条件を提示した。  
 浚渫船周辺の濁りは底質及び海底地形断面によって著しく
異なるが、堆積沈泥層が少ない定常的な浚渫においては、カ
ッタから数10m離れた地点での濁りは、殆んど浚渫の影響
が認められなくなることが判った。           


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