港湾技研資料

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合浦レクリェーション海浜の海水循環促進による汚濁対策について

港湾技研資料 NO.0244 1976.09

執筆者佐藤昭二,木村久雄,高松恭文
所属海洋水理部

要旨

 青森市の合浦海岸は公園内にあり、夏期のレクリェーショ
ンの場として数多くの海水浴客が集まる所である。しかし、
海浜の東端にある根子堰から流出する汚水が、海浜前面にあ
る侵食防止用の離岸堤によって沖向きの拡散が阻害され、水
質上から海水浴としての機能を保持することが困難となって
来た。本報告は、この合浦海岸の現況を模型上に再現して離
岸堤内の海水汚濁の改善策を見出すために行った実験結果を
述べたものである。模型縮尺は、水平・鉛直とも1/100
、水深は平均水位、潮流は大潮時のほぼ最強流速の定常流、
波は夏期の小さい波とした。測定項目は、流況分布および汚
水のトレーサーとして染料の拡散である。海水汚濁対策とし
ては、根子堰左岸導流堤の形状と長さ、離岸堤の徹去すべき
最小限の長さと個所、海水導入ポンプの容量と位置について
検討した。                      


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