港湾技研資料

一覧へ戻る

グラブ浚渫船の運転条件が濁りに及ぼす影響

港湾技研資料 NO.0257 1977.03

執筆者小岩苔生,宮崎昭児,大友健,渋谷洋一,白鳥保夫,河野茂,中園嘉治,高橋英俊,浜田賢二,佐藤義博,松本茂
所属機材部

要旨

 本資料は密閉型グラブバケットを装備したグラブ船の運転
条件を変えて、濁りとの関係を調べたものである。    
 濁りは浚渫地点の下流に測定点を5点、3形式に配置し、
鉛直方向3層における濁度の変化を連続記録した。濁りは複
雑な変化を呈したが、上層よりも中層、下層の方が高く、浚
渫地点から下流へ数10mの測定点では、濁りが大変小さい
ことがわかった。                   
 また、運転条件として、グラブバケット巻上げスピードと
土厚を変化させた結果、(1回当りのつかみ土量)×(巻上
げスピード)によって濁りが評価され、濁りが最少になる運
転条件が存在することがわかった。           
 次に、グラブ浚渫による拡散モデルの提案を行ない、沈降
粒子を含む濁りの方程式の解法について若干触れた。   


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.