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地盤のすべりに対する杭の抵抗力
港湾技研資料 NO.0264 1977.06
執筆者 | 中山茂雄,清宮理 |
所属 | 構造部 (沈埋構造研究室) |
要旨 | 地盤のすべりに対する杭の抵抗効果について提案されてい る計算法の中で、北島・岸の方法を選んで、模型実験および 理論解析を実施して、この方法の妥当性を検討した。模型杭 に生ずる曲げひずみ量とこの分布形状等から算定される杭の 抵抗力と、模型実験で実測された抵抗力とがオーダー的に一 致し、北島・岸の方法が妥当であることが裏付けられた。し かし、有限要素法による理論解析によれば、杭の打設間隔に 対する地盤反力の値が、杭の変位、断面力に大きく影響し、 単杭としての抵抗効果の評価しか行っていない北島・岸の方 法に適用範囲が存在することがわかった。北島・岸の方法は 、理論的には、妥当だと考えられるが、実際に杭の設計に用 いる場合には、抵抗力、地盤反力、杭間隔等十分に検討する 必要があろう。 |
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