港湾構造物の設計において、各々の設計条件を合理的に設
定することは、設計の合理化、明確化のために非常に重要な
ことである。しかしながら、全ての設計条件が同じ精度で、
かつ合理的に設定されているとは言い難いのが実状である。
このような背景をふまえ、設計条件の重要な要素である上載
荷重に焦点を当てた。上載荷重影響度の検討、エプロン利用
状況調査などを行い、上載荷重の設定方法の妥当性について
検討した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　これらの調査の結果、上載荷重の設定方法について、いく
つかの提言をした。