港湾技研資料

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強震記録の数字化と補正

港湾技研資料 NO.0286 1978.03

執筆者井合進,倉田栄一,土田肇
所属構造部 (耐震構造研究室)

要旨

 港湾地域強震観測では、SMAC−B2強震計およびER
S強震計を用いて、地震動の加速度を記録している。最大加
速度が50gal以上の記録は、0.01秒間隔で振巾を読
取り数値で表わした数字化記録として、港湾地域強震観測年
報に収録されている。近年、これら数字化記録の活用分野が
拡大し、より精度の高い記録が要求されるようになった。ま
た、加速度の記録から、速度、変位を求める必要性も生じた
。これらの要請に対応するために、数字化方法を検討し、従
来の方法を改良した。また、数字化記録の誤差について定量
的検討を行なった。強震計の振動数特性を補正し、加速度記
録から速度および変位を求める方法を定めた。ここに示され
ている数字化、補正、および速度・変位の計算の方法は、1
976年以降の記録に対する港湾地域強震観測年報から適用
される予定ある。                   


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