那覇港の鋼矢板、直江津港の鋼管杭について腐食調査を行
なった。調査は破壊調査と観察で、引抜鋼矢板と引抜鋼管杭
についての平均腐食速度（？／ｙｒ、両面）は次の通りであ
る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　飛沫帯　Ｈ．Ｗ．Ｌ．　Ｍ．Ｓ．Ｌ．　　　　　　　　　
　　　　　Ｍ．Ｓ．Ｌ．　Ｍ．Ｌ．Ｗ．Ｌ．　　　　　　　
　　　　　Ｍ．Ｌ．Ｗ．Ｌ．　海水中　海泥中　　　　　　
　泊埠頭矢板　０．２２２　０．１２２　０．０４６　　　
　　　　　　　０．１２８　０．０６７　０．０３３　　　
　那覇埠頭矢板０．２０５　０．０８３　０．０４７　　　
　　　　　　　０．０７６　０．０５１　０．０３０　　　
　西埠頭鋼管杭０．１６１　０．０５２　　　−　　　　　
　　　　　　　０．２４７　０．０４５　０．０１６　　　
　この外、Ｍ．Ｌ．Ｗ．Ｌ附近（那覇港では±０ｍ〜＋０．
６ｍ，直江津港では−０．６５ｍ〜＋０．２５ｍ）に腐食が
集中し、集中腐食速度は０．６または０．８ｍｍ／ｙｒ以上
であった。