港湾技研資料

一覧へ戻る

ドラグヘッドの底面圧力分布について

港湾技研資料 NO.0294 1978.06

執筆者佐藤義博,八木得次,斎藤勝
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 トレーリングタイプ・ヘッドの基本的形状として、吸込管
面積比を一定とした円形、正方形、長方形及びカリフォルニ
ア形の4種類を選び、それらの停止時及走行時における底面
圧力分布から形状効果を比較検討したものである。    
 実験は、ポンプ吐出量、床盤との間隙及び走行速度をそれ
ぞれ3とおり変えて行なった。             
 停止時において、ヘッド周辺部での圧力勾配は円形がよい
が、ヘッド外部の圧力影響範囲はカリフォルニア形が優れて
いる。走行時では、各ヘッドともポンプ吐出量が変化した場
合、ヘッド外部の等圧線の幅に及ぼす影響は小さいが、ヘッ
ド内部の圧力の絶対値は大きく減少する。        
 以上の結果から総合的に判断すると、正方形、カリフォル
ニア形が優れている。                 


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.