消波ブロック被覆堤の反射、伝達波、ブロックの安定性、
および直立部の滑動波力に関して、特定条件のもとでの不規
則波による実験を行った。　　　　　　　　　　　　　　　
　反射実験は水深ｈ＝３９？の条件で、ｈ／Ｌ＝０．０８１
〜０．４３６の範囲における反射率を求めた。伝達波に関し
てはＴ１／３＝２．５ｓで一定とし、ｈ＝３９，４２，４８
？の３種で実験を行った。相対天端高に対する伝達率の変化
を示したほか、不規則伝達波の諸特性をまとめている。　　
　消波ブロックの安定性は伝達波と同じ周期、水深条件で検
討した。２種類のブロックに対して、有義波高と被害率の関
係、被害率とＫ　植の関係などを示している。　　　　　　
　直立部の滑動波力についてはＴ１／３＝２．５ｓ、ｈ＝３
９，４２？の条件で実験を行い，平均波力強度，消波ブロッ
ク被覆による波力のてい減率などを示した。