港湾技研資料

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地盤改良断面の最適設計

港湾技研資料 NO.0328 1979.12

執筆者山本修司,塩沢俊彦
所属設計基準部 (自動設計研究室)

要旨

 軟弱地盤に対する各種の地盤改良断面の決定において、工
費が最小となる断面を自動的に求めるプログラムを作成した
。円形すべりに対する安定条件を満足し、かつ改良面積が最
小となる断面を非線形計画法のひとつであるSUMTを用い
て求めた。                      
 本問題は円形すべりの安全率が最小となる円弧に対して最
小工費の断面形状を決定するという二重の最適化計算となり
計算量が膨大なものとなるおそれがあるため、円形すべりの
安全率を関数近似する手法を用いた。なお、本プログラムで
対象としている改良工法は床掘置換工法、サンドコンパクシ
ョンパイル工法、深層混合処理工法である。       


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