港湾技研資料

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海面清掃船の模型実験(その2)−水ジェット式ゴミ回収装置の吸込み能力−

港湾技研資料 NO.0342 1980.06

執筆者中島忠男,轟達夫
所属機材部

要旨

 模型水ジェット式ゴミ回収装置を用いて、水ジェット式ゴ
ミ回収装置の基本的性能に関する実験を行なった。その結果
、つぎのようなことが明らかになった。         
 導水路入口吸込み流速は、水ジェット噴射力がじゅうぶん
であれば、水ジェット噴射角にはほとんど依存せず水ジェッ
ト噴射力(=ノズル径の自乗×水ジェット圧力)の増大につ
れて速くなり飽和していく傾向となり、その飽和値は導水路
水深が深くなるほど大きい。              
 導水路前方吸込み流速は、導水路入口からの距離の指数関
数として減衰していき、無次元噴射力が大きくかつ導水路水
深が深いほど減衰しにくく、それだけ回収範囲が広いといえ
る。                         
 導水路入口吸込み流速および導水路前方吸込み流速は、と
もに無次元噴射力および導水路水深によって表示することが
でき,その計算も可能である。             


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