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紀淡丸のゴミ回収装置の実船試験
港湾技研資料 NO.0343 1980.06
執筆者 | 秋園純一,岩崎峯夫,轟達夫,木原純孝 |
所属 | 機材部 (作業船研究室) |
要旨 | 油回収兼海面清掃船“紀淡丸”に装備された水ジェット式 吸込み流れ収集方式のゴミ回収装置の実船試験を行った。導 水路前方水面におけるゴミ流速およびゴミ収集時間の測定結 果を、当研究室で開発した流体FEMプログラムによる計算 結果と比較したところ、この計算法の妥当性が明らかになっ た。そこで、吸込み条件を変えた場合のゴミ収集能力の変化 を計算することにより、吸込み流れ収集方式のゴミ回収装置 の能力特性を調べた。 また、もぐりぜきの流量の式を用いて吸込み流速の最大値 を求める計算式を導き、導水路を用いた吸込み流れ収集方式 のゴミ回収装置の原理的限界能力を示した。 水ジェット噴射力一定の場合のゴミ収集能力を運動量の釣 合いの式を用いて計算することにより得た本船の最適導水路 水深は,前部ノズル使用時で約40?であった。 以上により,本プログラムを用いて吸込み流れ収集方式の ゴミ回収装置の能力を推算できることが示された。 |
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