港湾技研資料

一覧へ戻る

前面開口型ドラグヘッドによる軟でいしゅんせつ現地実験

港湾技研資料 NO.0344 1980.06

執筆者岡山義邦,浜田賢二,斎藤勝,中園嘉治,加藤英夫,白井一洋
所属機材部 (流体輸送研究室)

要旨

 浮でいを含んだ薄く、しかも広く堆積するへどろを短期間
に処理する場合、適当なドラグヘッドが開発されるならば、
ドラグサクションしゅんせつ船によるしゅんせつ工法はかな
り効果的な方法だと考えられる。この工法を前提として、昭
和52年度以来前面開口ドラグヘッド模型による室内実験が
行われ、へどろに対するそのしゅんせつ特性が調べられてき
た。また、昭和54年度は4000立方米クラスのドラグサ
クションしゅんせつ船「第一特浚丸」に前面開口型ドラグヘ
ッドの実機を装着し、実船によるしゅんせつ試験を千葉港で
行った。                       
 本報告はこの実船実験の結果に関するものである。この試
験において、本工法はへどろしゅんせつにかなり効果的であ
り,底質を基準として100%近い高濃度しゅんせつも不可
能ではないこと,またドラグアームウインチの操作によって
,藩い表層をかなり均一にしかも安定してしゅんせつできる
ということが確認された。               


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.