港湾技研資料

一覧へ戻る

根入れ鋼板セルの静的挙動

港湾技研資料 NO.0375 1981.06

執筆者北島昭一,野田節男,中山種清
所属構造部

要旨

 根入れ鋼板セルについて、直径500?、板厚0.27?
の小型模型と直径2000?、板厚1.2?の大型模型によ
る静的水平載荷模型実験をおこなった。実験ではセルの変位
、底面友力、中詰土圧、セルがらの応力などを測定した結果
、中詰の変形抵抗やセルがらと中詰の一体性などの静的挙動
が明らかとなった。さらに、鋼板セルの現行設計法が根入れ
鋼板セルに対してもほぼ適用できることがわかったが、変形
抵抗モーメントや転倒抵抗モーメント、セルがら前しの反力
の検討法などに修正すべき点がみられた。また、根入れ鋼板
セルは中詰とセルがらは一体的に挙動しており、重力壁体と
しての検討が必要であることが確認できた。       


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.