港湾技研資料

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埋立時の土砂の沈降挙動に関する実験(その2)

港湾技研資料 NO.0388 1981.09

執筆者白鳥保夫,増田勝人,加藤英夫,山内栄
所属機材部 (汚泥処理研究室)

要旨

 へどろなどをポンプ浚渫し、埋立を行う場合、余水吐より
流出する余水のSS濃度を予測し、適用される排水基準によ
り、適当な余水処理対策を講じなければならない。余水の濃
度を低下させる一つの手段として筆者らは、排砂菅吐出口と
余水吐の適切な配置および形状により、SSの沈降を促進さ
せることを試み、模型実験を行なった。模型埋立地は6.8
m×2.5m、深さ0.1mとした。配置の型11種類と流
量4種類を組合せ、約30ケースについて比較した。土砂は
フライアッシュを用いた。               
 余水の濃度は、2次元の理想的沈殿池の計算値cqに近い
値を示すものと、cqより大きな値を示すものがあった。一
般に比較的簡単な構造や配置により、cqより小さめの値が
得られた。                      


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