港湾技研資料

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埋立時の土砂の沈降挙動に関する実験(その3)

港湾技研資料 NO.0410 1982.03

執筆者白鳥保夫,増田勝人,加藤英夫,山内栄
所属機材部 (汚泥処理研究室)

要旨

 へどろや粘土などの難沈降性の土砂をポンプ浚渫し、これ
を埋立処分する場合には、余水吐より流出する余分のSS濃
度を予測しておくことが重要である。          
 筆者らは余水SS濃度を予測する手法を開発する一貫とし
て、埋立地へ投入される原水SS濃度の余水SS濃度に対す
る影響を模型実験により調べた。埋立地模型の大きさは6.
8m×2.5m、深さは0.1mであり、供試土砂にはフラ
イアッシュと木節粘土を用いた。            
 SS流出率C/C0の上昇とともに減少する傾向がみられ
、これについて実験式を得た。埋立地内のSS濃度分布につ
いては、計算上ほどの差異は見られず、一般的に高い値と成
った。堆積土厚については流下側の土厚が計算値よりも大き
くなる傾向が見られた。                


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