港湾技研資料

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河原子レクリェーション海浜造成に関する模型実験

港湾技研資料 NO.0419 1982.06

執筆者木村久雄,佐藤昭二
所属海洋水理部

要旨

 茨城県では、河原子港の建設に伴いその北海岸のレクリエ
ーション海浜の整備事業が計画されている。このため、茨城
県の依頼により海浜安定や海水交換の観点から、当海岸に適
した養浜形状および構造物配置について実験を行った。  
 河原子海岸の模型を水平1/200、鉛直1/100の縮
尺で作り、そして移動床による漂砂および固定床による潮流
拡散実験を行った。                  
 まず漂砂実験では移動砂として細砂を用い、予備実験にお
いて実験波の諸元を決定したのち、本実験に入り突堤や離岸
堤を種々配置して養浜地形の波及び潮位移動による変化を調
べた。一方潮流拡散実験では、漂砂実験で得られた最適な配
置の構造物を用い、そして前浜に汚水の代りとしてラウニン
染料を投入し,その拡散状況を写真撮影して調べた。最後に
以上の実験結果に基づき最適な養浜形状および構造物配置計
画を提案した。                    


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