港湾技研資料

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捨込ならし工法の開発(その1)−シュート方式捨込ならし工法の基本特性−

港湾技研資料 NO.0423 1982.06

執筆者奥出律,山谷弘幸,白井一洋
所属機材部 (特殊作業船開発室)

要旨

 シュート方式捨込ならし工法の基本特性を実験により明ら
かにした。                      
 本工法の施工性能に影響を及ぼす要素として、基本マウン
ドの性状、捨込ならしシュートの形状、捨込ならし層厚、捨
込ならし速度、捨込ならしマウンド重ね合わせ幅を考え、こ
れらが捨て込ならし時の抵抗力、造成されるマウンドの形状
、施工精度および力学的特性に及ぼす影響を考察した。  
 実験結果は、捨込ならし条件を表すパラメータψnによっ
て整理した。                     
ψnの現象とともに、捨込ならし水平抵抗力は急激に増大し
た。                         
 造成されるマウンドは幾何学的に安定した形状を示し,マ
ウンド天端面不陸精度も良好な結果を得た。また、マウンド
の空隙率は0.3〜0.5の範囲であった。       


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