港湾技研資料

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乱さない海成粘土の正規圧密状態におけるせん断特性について

港湾技研資料 NO.0444 1983.03

執筆者土田孝,佐藤正春,小林正樹
所属土質部 土性研究室

要旨

 有限要素法を用いて地盤の数値解析を行う場合には、土の
力学性を表す構成モデルが必要であり、粘土の構成モデルと
してはケンブリッジモデル、関口・太田モデルなどが提案さ
れている。本報告は、5種類の乱さない海成粘土を用いて一
連の三軸試験、圧密膨張試験を行い、これらのモデルに用い
られるパラメータの特性を調べ、さらにモデルにより計算さ
れる応力〜ひずみ関係を実験結果と比較試検討したものであ
る。おもな結論は次のようになった。          
 1)強度定数と 性指数との間にはユニークな関係がみら
れない。                       
 2)Cam−Clayモデルによって計算される非排水強
度は、実験値に比べかなり小さくなる。         
 3)修正Cam−Clayモデルより最大軸差応力,最大
間げき圧は,比較的よく実験結果と合ってある。     


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