港湾技研資料

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不規則波実験制御解析システムについて

港湾技研資料 NO.0452 1983.06

執筆者富田英治
所属水工部 (波エネルギー研究室)

要旨

 不規則波を用いた水理模型実験を効率良く遂行するために
、16ビットミニコンピュータを主体としたりアルタイム実
験処理システム(REMS)を開発した。REMSは造波信
号の作成から、造波制御、波高データの取得・解析までを一
慣として自動処理することにより、従来の不規則波実験の手
順を大幅に簡略化するとともに、実験データの精度・信頼性
を高めることを目ざしている。REMSではフーリエ逆変換
により作成されたディジタル時系列データがD/A変換され
、アナログ造波信号として造波機に入力される。それと同時
にA/D変換器によるデータサンプリングが行われ、データ
入力後直ちにゼロアップクロス統計解析、スペクトル解析、
入反射波の分離解析が行われる。本稿ではREMSの概要を
説明するとともに,A/D・D/A変換を同時に行う場合の
システム処理能力の評価方法について述べた。また,REM
Sを用いた実験処理例について,その手順と結果を述べた。


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