港湾技研資料

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音波探査法の現況とその実施例の検討

港湾技研資料 NO.0456 1983.06

執筆者堀江宏保
所属土質部 (土質調査研究室)

要旨

 音波探査法に関する文献調査および横須賀新港における実
施例の検討結果などから、次の事実が判明した。     
 (1)土木・建設の分野における音波探査の技術は、デジ
タル方式の採用により、結果整理の省力化や、精度の向上が
期待できる。                     
 (2)しかし、音波探査法は定性的に物性を把握する手段
であるから、将来その精度が向上しても、構造物設計のため
の直接的な土質定数値を得ることはできない。      
 (3)実施例の検討から、音波の散乱現象は、調査結果を
左右し、探査能力を低下させることが判明した。     


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