港湾技研資料

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土の圧密特性とその試験法に関する研究

港湾技研資料 NO.0469 1983.09

執筆者梅原靖文
所属土質部 動土質研究室

要旨

 本論文は埋立地の造成とその跡地利用にとって土質工学上
の重要な問題である各種の埋立地盤土の圧密特性とその評価
を取り扱っている。すなわち、埋立地盤が超軟弱土、通常の
粘性土、シルト質土または砂質土からなる場合を対象として
、圧密、沈降、液状化に関する実際上の問題点を提起し、そ
れらの特性の評価を行うための試験法として、定ひずみ速度
圧密試験の活用を提案し、理論的ならびに実験的検討を行っ
ている。その結果、通常の粘性土の急速圧密試験、超軟弱土
の圧密定数の決定、ならびに透水性の大きいシルト質土や砂
質土へ活用することの有効性を明らかにするとともに、急速
圧密のための適用条件や土のタイプによる圧密特性の相関性
を提示し、また、超軟弱土の沈下解析法の提案、ならびに砂
質土の液状化における透水性の影響の定量的評価とその影響
を考慮した液状化の予測法の提案を行っている。以上により
定ひずみ速度圧密試験法の総合評価を行っている。    


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