港湾技研資料

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港湾構造物の電気防食調査(その1)

港湾技研資料 NO.0475 1984.03

執筆者善一章,横井聰之,阿部正美
所属構造部

要旨

 長期間電気防食法(流電陽極法)を適用した港湾鋼構造物
の実態を知るため、代表例について電気防食調査を行った。
主な調査結果は通の通りである。            
 (1)防食電流密度は初期値の20〜70%であった。 
 (2)陽極の推定寿命は約半数のものが設計寿命を下廻っ
た。                         
 (3)1例のみ構造物の電位が海水面付近で防食電位より
やや貴であり、腐食速度も大きかったが、他はすべて防食電
位より卑であり、集中腐食の発生傾向はみられなかった。 
 (4)上記の防食電位不足した事例は河川水の流入による
ためと考えられる。また汚染水の流入しているところ、CO
Dが大きいところでは防食電流密度が大きい傾向がみられた
。                          


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