港湾技研資料

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港研方式による杭の横抵抗の基本式の数値計算

港湾技研資料 NO.0478 1984.03

執筆者小藏?一郎
所属計算センター (計算室)

要旨

 軸直角方向力を受ける単杭の挙動を解析的に推定するには
、港研方式により、基準曲線と換算係数を使って、杭頭変位
、地中最大モーメント、杭頭曲げモーメント第一ゼロ地点等
設計に必要な特別の値を求めることができる。本論文では、
曲モーメント第一ゼロ点の深さの1.5倍すなわち有効長の
、さにおける変位、たわみ角、曲モーメント、せん断力を求
め、この値を初期条件として上方へ数値計算することにより
、地表面までのそれぞれの深さにおける変位、たわみ角、曲
げモーメント、せれ断力、地盤反力の値を求める方法につい
て述べる。初期条件は初期値基準曲線作成と同様の数値解に
より作成し、この初期値基準曲線と換算係数を使って求めら
れる。数値計算は基本式を連立一階常微分方程式とし,Ru
nge−Kutta−gill法で実行し,大型計算機でも
ちろん解けるが,パーソナルコンピュータでも解くことがで
きる。                        


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