港湾技研資料

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半円形構造護岸に作用する波力について

港湾技研資料 NO.0484 1984.06

執筆者柴田鋼三,服部千佳志,大堀晃一
所属設計基準部 (設計基準研究室)

要旨

 半円形構造護岸とは、堤体の主要部分が半円形のコンクリ
ート版による壁体と上部壁体から構成される護岸である。こ
の構造は、半円形壁体に作用する土圧や波圧の鉛直成分を利
用することによって、従来の重力式構造物に比べ堤体重量を
大幅に軽減できるなどの利点を有する構造で、特に大水深域
に対して有利な新しい構造の1つとして提案されているもの
である。                       
 大水深の半円形構造護岸を対象として、その水理特性を明
らかにするため、規則波を用いた水理模型実験により作用す
る波力、反射率、伝達率及び超波流量を求め、直立壁に対す
るそれらの公式あるいは既住実験結果との比較検討を行い、
その結果をとりまとめた。               


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