港湾技研資料

一覧へ戻る

ポンプ浚渫船の動揺時浚渫特性に関する模型実験(その2)

港湾技研資料 NO.0488 1984.06

執筆者浜田賢二,岡山義邦,村上幸敏,筌場和宏
所属機材部

要旨

 将来需要が見込まれる大水深度荒天用浚渫船として、半没
水式ポンプ浚渫船を想定し、船体動揺時の浚渫特性を模型実
験によって調べた。                  
 実験としては、5,000馬力クラスのポンプ浚渫船を想
定し、縮尺比約1/15の模型を用いた。今回の実験は、ラ
ダー支持法として、カウンタウェイトによる接地圧制御方式
、およびスプリング方式を主として行った。       
 その結果ウェイト方式の場合には、ウェイト重量を適切に
選定することによって、含泥率の増加および安定化が図られ
ることがわかった。                  
 またスプリング方式の場合には、ラダーベース振動周期、
スイング速度等の浚渫条件の変動に対して、土面からの反力
を低減させる効果があることがわかった。        
 さらに,ポンプ式浚渫の基本的事項である吸入負圧特性に
ついても言及した。                  


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.