港湾技研資料

一覧へ戻る

スラッジブランケット型分離槽による余水処理実験

港湾技研資料 NO.0491 1984.06

執筆者竹内孝之,白鳥保夫,加藤英夫,蔵谷満
所属機材部 (汚泥処理研究室)

要旨

 本実験は、埋立余水処理装置の小型化の面で有利と思われ
るスラッジブランケット型分離槽に着目し、主として運転条
件と処理水SS濃度の関係について調べたものである。良好
な処理水質(5?/l以下)を得ることができた運転条件に
ついてまとめると以下のようになる。          
(1)凝集剤の最適添加量は、ほぼジャーテストにより求め
られた値と一致した。                 
(2)ブランケット層をかく拌翼でかく拌しても、旋回流で
かく拌してもともに良好な処理水質が得られた。     
(3)ブランケット層厚は、小さすぎると処理水質が劣る。
層内の原水通過時間がほぼ70秒以上となる層厚の場合、良
好な処理水質が得られた。               
(4)水面積負荷については,100cm/minまではか
なり良好な処理水質が得られた。            
(5)原水濃度が1g/l,0.2g/lの場合とも,良好
な処理水質が得られた。                


一覧へ戻る

お問い合わせはkikaku@ysk.nilim.go.jpまでお願いします。

(C)Copyright 1996-2007 Nationnal Institute for Land and Infastructure Management(NILIM)
No reproduction or republication without permission.